【Douglas Darden Exhibision】
所在地 東京・大阪・岡山展
主要用途 展覧会 会場構成
構造 −
規模 −
延べ床面積 −
ヘキサ在籍中で特別な経験としては、展覧会等のイ
ベントのコーディネイトをしていた事でしょう。その
中で最も印象に残っているのは、ダグラス・ダーデンの
展覧会と10年間続けたSDレビューです。
「消耗の建築」と呼ばれた彼の作品は、あまり知ら
れていないと思います。と言うのも、彼は実作は一つ
も造っていないからです。自分の中でシチュエーショ
ンやストーリーを考え、それをドローイング中で実現
していたのです。ただ、あまりにもリアルで迫力の有
るドローイングは、もはや現実・非現実の枠を超えた
物になっています。
世界でも数例しかいない血液の癌に冒されていたに
も拘らず、彼は2度も来日し講演会まで開きました。
東京・大阪、そして2度目は岡山・大阪と計4箇所で展
覧会を開きました。残念ながら彼は、2度目の来日の
数年後に亡くなりました。
厳しい現実や彼のドローイングからは想像できない
ような、彼の悪戯っぽい笑顔は今でも忘れません。彼
が一番喜んでくれた最初の大阪展の写真と、彼のドロ
ーイングを紹介します。
カラー写真は、私が10年間担当した雑誌「SD」のSD
レビューと言う【模型とドローイングの展覧会】の会
場風景です。
撮影:西宮寛