撮影:平野和司
【大東の家】
所在地 大阪府大東市
主要用途 専用住宅
構造 木造
規模 地上2階建て
延べ床面積 116.66 u
住宅地で家を作る場合、近隣との距離もあまり取れなく、
将来的にどんな建物が建つのかわからないものです。そのこ
とを考えた上で、リビングに吹き抜けを作り、トップライト
からの光を確保したいというのが希望でした。結果的に、南
側に3階建ての家が建ち、トップライトを作ったことの効果は
大きかった。また、吹抜けは2階の寝室に設けた窓とつながり、
視覚的に面白い空間を作ると同時に、空気の循環にも役立っ
ている。
自然素材にこだわった仕上げは、ヒノキのフローリング、
羽目板、中霧島壁(シラス)、聚楽壁、土佐和紙など多彩な
表情を見せている。外壁にも、防火上問題の無いところには
ヒノキの羽目板を貼り、家のアクセントとなっている。
収納も設計の上で大きなポイントとなっており、納戸では
なく壁面収納を作れるところ一杯に作った。奥行きも深い物、
浅い物と分けることにより、物に合わせた収納が確保できた。
季節によって光の入り方が変わり、時の流れを感じられる
家となることだろう。